2月の担当レポーター、最上です。
先頃の異常気象ともいえる日本列島の大雪のニュースが報道されておりますが、”過去にこんなに雪が
積もった事がない”という地域の皆さんは、慣れない雪道や除雪作業に大変ご苦労されていることと思
います。
そのようなお話を受け、今回は秋田県横手市平鹿町のK様邸で採用された除排雪のいらないロードヒー
ティングをご紹介したいと思います。
秋田県横手市は東の奥羽山脈、西の出羽丘陵にはさまれた横手盆地の中央に位置し、11月中旬から
4月上旬までの半年近くが積雪期間となり、山間部では積雪が2m以上にも達する県内でも有数の豪雪地帯
です。
今年もすでに累計積雪量が6m80cmを越え、言うなれば雪との戦いのような地域です。
では施工から現在の稼働状況をレポートします。
こちらは施工中の写真です。
車2台分が置ける車庫の前と玄関までのアプローチに不凍液の配管をパイピングしています。
このように配管を15㎝間隔で固定させたのちコンクリートを流していきます。
こちらが施工完了後の車庫前の写真です。(平成27年 1月撮影)
訪問時は、家の周りに30㎝から40㎝ほど雪が積もっておりましたが、ロードヒーティングが入っている
車庫前から玄関アプローチはきれいに雪がとけています。
K様のお声です♪
『車庫前の広さを人力で雪寄せするとしたら2時間以上はかかってしまいます。屋根の雪下ろしも加わると
相当の体力が必要ですが、今年はロードヒーティングのおかげで除雪作業の負担もかなり減りました。』
快適な冬を過ごしていただき、また大変ご満足いただいている声が聞けて、私もうれしい限りです‼
ロードヒーティングは、熱源機の上部(点線印)に設置している降雪センサーが雪を感知すると熱源機が
作動します。
そして路面内に敷設した温水配管に熱源機で温めた不凍液を循環させ、
”降り積もる雪を融かして雪を
積もらせない”雪国ならではの温水暖房システムのひとつです。
近年の大雪の影響で、特に住宅地においては雪を捨てる場所の確保に大変悩まされていることもあり、
ここ1.2年ロードヒーティングのお問い合わせを多数いただいております。
ロードヒーティングにご興味をお持ちの皆さま、ぜひ施工についてのお問い合わせは当社最寄りの
支店・営業所までご連絡ください。
話は変わりますが、2月といえば秋田県内の各地域で小正月行事が行われております。
さて、ここで問題です。
下の写真の大きな2つの縄は、何でしょうか?
答えは、綱引き用の縄です‼
”ギバちゃん”こと秋田のヒーロー柳葉敏郎さんの地元であります秋田県大仙市刈和野地区では、
国指定無形民俗文化財で500余年の伝統を誇る冬祭り、日本最大級の「刈和野大綱引き」が毎年2月10日
に行われます。
縄の直径は80センチ、長さは雄綱(右)が64メートル、雌綱(左)が50メートル、重さは各10トンに
もおよぶ巨大な2つの綱を結び合わせ、長さ2.2メートルの1本の綱を作ります。そしてそれぞれの大綱に
尻綱、小綱が結び付けられ、その綱を引っ張りあうお祭りです。
※駅前に展示されています。
雄綱を引っ張るのは上町(二日町)の若衆、雌綱を引っ張るのは下町(五日町)の若衆で、勝敗によって
上町が勝てば米の値段が上がり、下町が勝てば豊作と言われております。
さて今年の勝敗は・・・今年は下町が勝ちました‼
小正月行事が終わると、春はすぐそこ、もうひと踏ん張りです。
雪に負けない・・・雪も融かす熱い想いの最上のレポートでした。
ガス機器を含む住宅に関するご質問やご相談がありましたら、お気軽にお近くの支店までお電話ください。
お近くの支店窓口はこちら